2025.11.13
(前略)
■「台湾有事は日本の存立危機事態になりうる」発言の危うさ。女だって戦争を起こす
高内閣支持率「82%」という、本当かどうか疑いたくなるような数字も出た高市早苗首相。気が大きくなったのか、国会で勇ましい発言をしたものの、たちまちつまずいたような形になっている。
このままズルズルとヘタレていくのか、それともヘンに意地を張って頑なになっていくのか。どちらにしても、ロクなことにはなりそうにない。
高市は7日の衆院予算委員会で、台湾有事は日本の「存立危機事態」になりうると答弁。これが問題視され、10日に行われた同委員会では早速「軌道修正」を余儀なくされた。
台湾有事が日本の「存立危機事態」というのは、もし中国軍が台湾に侵攻したら、たとえ日本が直接攻撃されていなくても日本の存立が脅かされる事態であると見なし、
自衛隊が集団的自衛権を行使できることを意味する。端的にいえば、中国が台湾を侵略したら、日本が中国と戦争をするということだ。
(中略)
この答弁は事前に事務方が用意したものではなかった。政府内の議論も合意もないまま、その場で高市が独断で言ったのだ。
(省略)
■今なお大変に利用価値がある「女性」という属性
(中略)
高市が発言を撤回せず、政府統一見解も示さないということは、高市の独断で日本は中国と戦争をすることもありうる、という話にもなってしまう。
中国の大阪総領事が高市の発言に関してXに「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない」と投稿して炎上した。
これはあまりにも品のない文句だが、中国側からすれば、何の覚悟もないくせに「勝手に首を突っ込んできた」としか見えないのも確かだろう。
台湾有事になれば、日本は戦争をする。中国と戦争になって戦者がゼロで済むわけがなく、確実に自衛隊に戦傷者が出ることになる。
今までだったら、「戦争に巻き込まれるな!」だの「戦争反対!」だのという声が沸き起こって、もっと大問題になったはずである。
ところが、なぜか今回は異様に静かである。新聞が1面トップで扱い、国会で追及はされたが、テレビもあまり扱わないし、
ネットでは全然騒がず、ほとんど問題にもなっていない。話題になるのは物価高だのガソリン税だののことばかり。あまりにも異常な状態である。
なぜそんなことになるのか?
それはやはり、高市早苗が女だからだろう。あんなことを男の首相が言ったら、間違いなく大騒動になる。ところが女の首相だったら平然と流してしまい、マスコミも世論も沈黙してしまう。
結局は、女は優しいはずだとか、女は危険なことを言うはずがないとか思い込んでいるからなのだ。
(中略)
■自衛官に「んでくれ」と言う資格が高市首相にあるか
(中略)
台湾を中国が侵略しても、日本が武力行使もせずに黙って見ておくなんてことは、決してしてはならないというのがわしの本音だ。
だがそれは自衛隊員に向かって、中国と戦ってんでくれと言っていることに等しい。だからその主張は、神妙な気持ちで言うしかない。
高市早苗は内閣総理大臣であり、自衛隊最高指揮官である。自衛隊員に向かって直接、台湾有事は日本の存立危機事態だから、を賭して戦えと命令する立場である。
ところがその最高指揮官が米兵の前で舞い上がって、ジュリアナのお立ち台ギャルみたいにぴょんぴょん飛び跳ねたのだ。あれを見てどこの自衛隊員が、こいつの命令に従ってねると思えるだろうか?
(中略)
■「気づいたら対中戦争が始まっていた」という最悪の事態も
(中略)
わしはもう年寄りだから戦場でぬことはないだろうが、やっぱり若者はぬことになる。その覚悟はあるのだろうか!?
こんなことは昔だったらサヨクが言っていたはずで、ものすごくヒステリックに騒ぎ立てて、国会前でデモくらいやってもおかしくないはずなのに、どういうわけだかあまりにも静かである。
いよいよ日本が戦争をやるかどうかという瀬戸際の話をしているのに、それを言っているのが女性の首相であれば、反戦サヨクも騒がない。本当に不思議な事態である。
(中略)
「女性だったら平和を願っている」なんてことはありえない。ただ自分を勇ましく見せたいというだけのことで、厳粛な気持ちひとつないまま、若者を戦地に送ってなせることだってできるのだ。
それをネは望んだ。マスコミはそれに追従した。決して忘れてはならない。
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